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ハレの日の傘 - Suminagashi Marmle

Regular price ¥32,000
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ハレの日の傘

SAYAKA DAVISのデザインプロセスでは、素材開発の際にトライアルを重ね、何度も素材の試作を行います。わずか1メートルの生地サンプルは、洋服を作るには小さなサイズですが、その1メートルには無限の可能性が秘められています。最初の一歩を踏み出したアーカイブ生地に、新しい息を吹き込みたいという想いから、この度「ハレの日の傘」のカプセルコレクションを制作しました。

制作をお願いしたのは、東京武蔵野市にアトリエを構えるイイダ傘店。日傘や雨傘を生地から一つひとつ手作りし、オーダーメイドで制作する傘職人です。細部にわたる打ち合わせを重ね、手元から傘先、タッセル、菊座に至るまで、美しさを追求した1点ものの傘が丁寧に仕上げられました。

ハレの日の木漏れ日のように、あたたかな太陽の光を和らげる存在となることを願っています。

 

素材について

2020年春夏コレクションで使用した墨流しのアーカイブ生地を採用しています。

京都の伝統工芸である墨流し技法により、熟練の職人が一点一点手染めを施しています。

墨流しの歴史は平安時代にさかのぼり、宮中の女性たちが水に墨を落としたことがその始まりとされています。その後、和紙の加工技術の一環として発展し、現在では正絹の着物にもその技法が用いられるようになりました。墨流しは「水に墨(黒)(苦労)を流す」といった言葉に象徴されるように、日本人にとっては大変ありがたい図柄とされています。そのデザインの特性として、同じものが決して生まれないため、真の一点物として評価され、他に類を見ない究極の染色技術として注目を集めています。繊細な心配りが色となり、形となって現れるこの染色スタイルは、緊張感に満ちています。

素材はシルク混で、美しいドレープ性と光沢感を持ち、何度も微調整を繰り返し完成された、天然石をイメージした柔らかく繊細で複雑な色彩が魅力です。

生地:絹28% キュプラ72%

日傘サイズ:45㎝

日本製




イイダ傘店
傘作家イイダヨシヒサが主宰する個人オーダーの傘屋。
日傘・雨傘を生地から制作し、一本ずつ手作りする。
店舗は持たず、受注会で全国を巡回。
傘のほかにもテキスタイルデザインから発展させた布モノ紙モノも制作している。
また映画・舞台などの傘制作や異業種とのコラボレート、その他にも傘にまつわる活動を行う。

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